積雪や放射冷却、蒸気が多く発生する施設で度々みられる結露。建物のカビの繁殖や、保管されたの製品への直接的被害など、影響は様々です。
冷えルーフは屋根からの放熱を防ぐので、結露緩和にも役立ちます。

結露の様々な原因

• 積雪による屋根裏面の結露
  積雪によって屋根が冷やされ室内の暖められた空気に触れることで屋根裏面に結露が発生する。
  冷えルーフによって雪が屋根（金属）に直接触れることがなくなり、屋根が冷やされにくくなることで屋根裏面の結露が緩和されます。
• 放射冷却に伴う軒屋根（屋外）の結露
  放射冷却は、秋～冬～春先にかけて、よく晴れた風の弱い夜間によく発生します。
  特に山や丘などに囲まれた盆地や窪地では冷気が溜まり、特に強く発生します。
  冷えルーフが大気中の“雲”の代わりになることで地表面から大気中への放射を防ぎ、屋根の温度低下を防ぐことができます。

結露の多い施設

• ガソリンスタンドのキャノピー
• 紙製品の製造工場
• 食品工場
• スポーツジム
• コンクリート製品製造工場
• 蒸気が発生する製品製造工場
• 出荷ヤード キャノピー

結露緩和事例

コンクリート二次製品の工場では、場内に水蒸気を発生させる工程があり冬場の結露に悩まされていました。
結露の状況が改善されるかどうかを確認するため、対象箇所の屋根に一枚だけ冷えルーフを設置し、経過観察しました（画像①）。
その結果、冷えルーフを設置した箇所だけ結露していない状況が確認されました（画像②）。